テタガン
テタガン島の面積は30.25ヘクタール、一番高い場所で標高80メートルになります。隣のボドガヤ島と比べると標高は低めです。あちこちに岩場の海岸があり、斜面はかなり急になっています。北西側の細長いビーチは、北端で砂州(陸地の端に砂が堆積してできた地形)になって広がっています。そして、細い水路を挟んでボドガヤ島とつながっているんですよ。
かつてのテタガン島は、漁業や農作を営むバジャウ族の活気あるコミュニティで賑わっていました。約250人もの人々が暮らしていた時期もあったほどです。しかし、1950年代に政府が先住民支援のための再定住計画を導入したことで、多くの人が島を離れました。1980年までには、テタガン島は実質的に無人島となってしまったのです。現在、かつてのコミュニティの名残としてテタガンに残っているのは、彼らの埋葬地だけです。
テタガン島の起源と神話
テタガンという名前は、干潮時にボドガヤ島と陸続きになることから付けられたと考えられています。バジャウ語で「テタガン」は「相互につながる」という意味があるからです。
また、この名前にまつわる神話として、「切りつける」「たたく」を意味する『テタグ』に由来するという説もあります。かつてこの島には、足を踏み入れる者すべてを傷つける野蛮な人物が住んでいたからだそうです。
さらにバジャウの言葉では、この言葉は「親しみやすい場所」という意味も持っています。おそらく、初期の移住者たちを温かく迎え入れた場所であったことを暗示しているのでしょう。
テタガン島での過ごし方
旅行者がテタガン島を訪れる主な目的は、近くのボドガヤ島やボヘイドゥラン島に住むバジャウ・ラウト(海のジプシー)の生活様式を見学することです。また、テタガン島にバジャウ族のコミュニティが残した歴史の痕跡を見ることもできますよ。
テタガン島周辺の宿泊施設
無人島であるテタガン島には、旅行者が滞在できる設備はありません。訪れる方は、ボルネオ島のセンポルナの街や、近くのマタキン島、ポンポン島、Singamata、あるいはマブール島に滞在することになります。
テタガン島にはリゾートやホテルはありません。そのため、近隣のポンポン島やマタキン島、Singamata、またはセンポルナに滞在するのが一般的です。